めっき無駄ばなし③

 たまには「めっき」の話題も・・・。
「めっき」とはご承知のように、「表面に金属の薄膜を施す(ほどこす)技術」というのがざくっと言うところですので、「めっき」すると一見して、それが素材なのか、めっきされているのか分からない場合があったりします。まぁ、大体のところは一応プロですので分かるのですが、中には「???!」と思われるものもあったりします。

 例えば、銅板と鉄に銅めっきしたものを比較した場合、表面状態を観察すればほぼ分かります。・・・何が違うか?色とか、光沢度合いとか・・・が違います。でも、分かり難い場合はどうするか、次の段階としてさらに「よく観察」します。するとめっきした時に付く「治具跡(じぐあと)」なんかがあると「これはめっきですな」ということになり、それでも分からない場合は「磁石」を用いて、銅は磁石にくっ付きませんので付いたら「鉄」ということになります。それでも分からない場合は「奥の手」で削ります。下地が銀色なら「あぁ、めっきですな」ということになります。・・・まぁ、おおよそこんな感じですが、素材が鉄の場合は分かりやすいですが、その他の素材の場合はちと難解です。

 普段の生活では、上記の場合「銅」だと思って磨き倒すと、めっきが剥げたと言うことになりかねないので、その点注意が必要です。当社の場合では、めっき品の素材を誤認識するとめっき剥離時に素材まで溶かしてしまうという大失態をしてしまいかねないので、初物には特に気を使います・・・。

 そういう点で、最近「銅版コーヒーミル」という手で回してコーヒー豆を挽くものを買ったのですが、鉄製のものより若干「銅版」の方が高級そうでしたので「銅版」にしました。
 箱にも「銅版」と書いてあるし、見た目も「銅色」。しかし、表面処理業者の端くれとしては、念のため確認しておこうと、磁石を近づけると・・・「ぴたっ!」と予想に反する引っ付き方をしました、、、「えぇ、素材が鉄の銅めっきやん!」・・・でした。

 ・・・磁石の引っ付いた「銅版ミル」を見ながら、若干の「敗北感」にしばらく浸っていたのでありました・・・。


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