「白い斑点」の出やすい季節。

 今日は、相当に珍しく「めっきの話題」と言う訳ですが、毎年この季節になりますと、クロムめっきの「白い斑点」が出やすい時季となっております。

 過去に何度か説明をさせてもらいましたが、梅雨時季のような高温多湿環境下となりますと、金属は腐食しやすい状態になります。クロムめっきの場合も、例外ではなく金属ですので腐食します。
 ただ、腐食の形態、進行速度も、母材、めっき条件、設置環境により様々ですが、メンテナンスにより、若干腐食スピードを緩めたり、光沢感を戻したり、は場合により出来たりすることもあります。

 クロムめっきの場合は、まずめっき部分の腐食から始まり、最終的には母材まで腐食が進行してしまいます。初期のくもりや、小さなぼんやりした白い斑点は、クロムめっき下層のニッケルめっきの腐食ですので、ごく初期の場合は「からぶき」程度でも綺麗になります。あとは、程度に応じて、カーワックスであるとか、微細コンパウンド入りクリーナーで、光沢感は幾分戻ります。ただ、拭き取り方によっては、砂埃がかんだりしますと小キズが入りますので、その点は慎重に作業する必要があります。

 金属製品は、小まめにメンテナンスする場合と、全くしない場合では、数年後の状態が大きく変わってくる場合が多いので、良い状態を保って頂く為には、多少のメンテナンスは必要となってくる訳です。(メンテナンス方法は一様でないので、その点十分に検討の上お願いします。)

↓これは、参考イメージの為の当社屋外暴露テスト中のクロムめっきの腐食状況です。
(母材は「アルミ」、ニッケル-クロムめっき、記号はめっきの厚みとかが違います)
 わずかに白い斑点は、ニッケルの腐蝕と思われます。
cr201507173.jpg 大きい白い斑点はアルミ素材の腐蝕が始まっていると思われます。
cr201507172.jpg 素材が鉄の場合は「茶さび」なので、色の区別がつきますが、ニッケルもアルミもいわゆる「白さび」なので、腐蝕進行度合いが分かり難いです。基本的に素材まで腐蝕が進むと、めっき金属より母材の方が優先して腐蝕しだすので、腐蝕進行はより進むと思われます。
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